静脈内鎮静法は直接薬剤を静脈内に投与し鎮静を図る方法です。静脈鎮静法の目的は笑気吸入鎮静法と同じですが、より鎮静度が強いのです。
鎮静剤を静脈内へ直接注射器から投与するか、点滴から点滴ラインを通して投与するか二通りあります。薬剤の投与量は体重換算で決定します。
直接静脈内へ鎮静薬剤を投与するので効果の発現が非常に早く治療開始までの時間が短縮できます。治療中は意識があり、その時の受け答えができますが、治療終了の時点で何をしたのか覚えていない(健忘効果)があります。治療中はぼんやりしています。しかし、吸入鎮静法と同様に痛みを伴う処置は局所麻酔が必要となりますが、治療終了後にいつ局所麻酔をしたのか覚えていません。
鎮静薬剤が直接体の血管に入るので、代謝されるまで覚めません。よって鎮静剤の作用を打ち消す薬剤を投与する場合があります。しかし、酩酊状態となっていることに否めないので、治療が終了してもしばらくは安静にし、2時間ほど当院で休んでいただきます。覚醒を確認後、同伴者の方と一緒に帰宅し 、安全を考え、家でも安静にしていただきます。。
同伴者のいない方、体力の衰えている方(入院が必要な方)、高齢者、注射・点滴を拒む方などです。
静脈内鎮静法は直接薬剤を静脈内に投与し鎮静を図る方法です。
静脈鎮静法の目的は笑気吸入鎮静法と同じですが、より鎮静度が強いのです。