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一般歯科 歯内療法

歯髄炎(歯の中の神経の炎症)とは

歯髄炎(歯の中の神経の炎症)は、冷たいもの温かいものが激しくしみたり、咬み合わせの時も痛みを自覚します。
また、心臓の拍動とともに歯の痛みを感じたり、夜間に痛みのあまり目がさめる場合もあります。
歯髄炎は、虫歯菌が糖を利用して、エナメル質→象牙質→歯髄(歯の中の神経)へと歯を溶かしながら進行します。
また、打撲などの外力が歯に加わって、歯髄に炎症が起きたりすることもあります。この場合も歯
髄炎となります。


根尖性歯周炎(歯根の周囲の炎症)とは

根尖性歯周炎とは、虫歯菌が歯髄からさらに歯根の周囲へ進行した場合をいいます。 
歯根周囲の骨を吸収し病巣をつくります。また、その原因が歯周病から発生することもあります。歯周ポケットから根尖に向かって菌が進行していきます。

自発痛、接触痛、咬合痛、歯肉腫脹、それに伴って激しい痛みと、さらに発熱、同側の顎の腫れを認めることがあります。治療は長引きます。


歯内の神経(歯髄)の治療方法

打診したり、エアーを吹いたり、歯肉の状態を診たり、レントゲン撮影を行ったりしてどの歯牙が原因なのか診査します。当該歯牙周辺に局部麻酔を施します。歯肉の腫れの場合は切開し排膿させる場合があります。

治療方法は、歯牙を切削し、歯科小器具(リーマ・ファイル、Hファイル)を用い歯髄を除去します。除去したあと、暫くの期間は根管 (歯の根の中)を消毒、洗浄します。

歯内療法

歯髄を除去したのちに薬剤をつめます。それを根充といいます。(下写真)
歯科材料は天然ゴムの根管充填材です。水酸化カルシウム、ヨード系の薬剤を充填することもあります。
その後にレジン(プラスチック性合成樹脂)や金属の土台を作成します。作成した後に形成(歯を削ること)し型をとり冠が被る状態にします。

歯の根充