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一般歯科 虫歯・被せ物治療の案内

虫歯(う蝕症)とは

虫歯(う蝕)とは、歯面に付着した虫歯菌(う蝕に関連した菌群)が糖を利用し酸を産生し歯面を溶かす(脱灰)現象をいいます。
それによって、歯面が破壊され原型をとどめなくなります。


虫歯の症状

初期段階では、違和感を感じる程度で自覚症状を訴えない方もいますが、視覚的に歯面が白濁したり、黒褐色になったりします。
進行するとしみる症状や咬合痛などの不快感が生じます。
その時点で来院されることをおすすめします。


虫歯の治療方法

虫歯イメージ写真

レントゲン撮影を行い病変がどの程度すすんでいるかを診査します。歯面のう蝕、変色部は歯科用の充填材や金属を用いて修復します。
左の写真は後方歯に黒褐色のう蝕(虫歯)がみられますが、同部右の写真ではレジンなどの修復材で治療が完了です。

虫歯治療イメージ写真

前歯部で左の写真のう蝕は,右の写真の様に治療が当日で可能です。


奥歯の虫歯治療について

奥歯の虫歯治療について

咬合力が強くかかる奥歯には、金属(インレー)で修復する場合があります。
しかし、近年、レジンは製品改良がなされ、奥歯にも使用され審美的にも有利となりました。
その結果レジンが使用される頻度が増えました。


被せ物(補綴物)治療とは

冠や義歯(総義歯・部分義歯)を作成し装着することを補綴治療と言います。

被せ物(冠)の種類

前装冠 上下顎の前歯用に作成します。正面はレジンの天然歯色で裏面は金属で作成します。保険適応。

前装冠

全部鋳造冠 上下顎の臼歯は金属で作成します。保険適応。(下写真)
全部鋳造冠
CAD・CAM冠 
CAD・CAM冠は天然歯色の冠です。小臼歯はCAD・CAM冠で作成できます。保険適応。大臼歯は、保険内では金属冠で作成しますが、医師の[金属アレルギー]という診断書があれば、天然歯色のCAD・CAM冠の作成が保険診療で可能です。
セラミッククラウン、ジルコニアクラウンなども天然歯色で作成が可能ですが、保険適応外です。(下写真)
CAD・CAM冠

被せ物作成手順

被せ物治療は、生活歯(歯髄が生きている場合)はそのまま形成します。
形成中の痛みが予想される場合は局所麻酔をします。
失活歯(歯髄が生きていない場合)歯内処置の後、土台を築造し形成してからを型を取ります。
天然歯色で審美性を重視する場合は隣接歯と色を合わせて作成します。

被せ物の装着後

装着後は違和感がないか、咬み合わせが高くないか、調べます。高い場合は調整します。
装着したからと言って終わりではなく、一週間程様子をみて再度来院してもらいチェック をします。
重要なことは、被せ物(補綴物)をそのままにしておくのではなく、歯肉との関係です。
白くきれいな補綴物が口腔内に入っていても歯肉が腫れているのでは何もなりません。
総合的に補綴物と歯肉との調和が大切です。